2023/05/01 13:45

【過去ブログ】2014年05月26日のブログ


こんにちは。
シンクデザインの佐藤です。

さて、本日はFacebookでもご紹介しましたが、スナップオンのエアコンシステムを導入しましたので、ご紹介します。

あまり何度もご説明するものでも無いかと思いますので、こちらのブログを参考にと記録のためにアップします。

これから夏に向けてエアコンの使用頻度が上がりますが、同時に気になる燃費。

今まで自分もCT200hを乗り継いだりと燃費に関して関心がなかった訳ではないのですが、IS300hに乗り換え燃費の良さというよりもエンジンが始動するタイミングに興味が沸き、どこまでモーターで走れるのかなど試すうちに燃費も上がり、結果的に燃費に興味を持った次第です。

ガソリンの高騰など考えると、やはり避けては通れないガソリンの消費という部分から、すでに仕上がっている技術をどれだけ有効活用できるかという部分に着目しました。

まずはBIGスロットル&ダイレクトインテークパイプ。

ロスを少なくして効率を良くする事により負担を減らす。

これは以前よりご説明している部分ですので、皆さんもご存知かと思います。

スロットルに関しては、更に良い環境を持たせるパーツを現在開発中です。

こちらはまた後日ご紹介するとして、今回はエアコン。

エアコンはコンプレッサーによって循環しています。

今回もロスしている部分をアシストしてコンプレッサーの仕事量を減らしてあげようという目的です。

ハイブリッドに関しても、ガソリン車に関しても、コンプレッサーの仕事量が減れば余計な負担が減るという考えです。

まずはIS300hでハイブリッドとしてどの程度の影響力があるのかテスト開始です。

時間をみてご紹介していきたいと思います。

今回のエアコンシステムを導入した動機ですが、やはり優れた機能と確実な施行という部分に惹かれてでした。

1 通常はエンジンをかけた状態で車のコンプレッサーの力を借りてエアコンガスを入れていくのですが、このシステムはエンジンはかけずに機械側が圧力をかけてガスを充填できる事。

2 現状のエアコンガスを車輌から機械に回収する事ができるので、現時点で適正量が入っているのかを把握できるのと、その回収したガスを機械内で再生する事ができる事。

3 ハイブリッドの場合、ハイブリッド車用のPOE(オイル)を使用する必要があるが、ガソリン車用のPAG(オイル)と機械内で区別をし一つの機械で兼用できる事。

簡単に上記3点ですが、こちらとしては移動ができるコンパクトさというのも購入の動機です。

自分もそうですが、なかなかエアコンと言っても詳しい方もいないでしょうから、個別にさらに詳しくご説明していきます。

さらに詳しくこのスナップオンのエアコンシステムの優れている部分をご説明すると、機械側から圧力をかけての真空引きが可能なために、レクサスではあまり無いかもしれませんが、エアコンが正常に機能しているかどうかを圧力チェックで確認ができます。
(漏れなどないかチェックが可能)

まぁこれはもっと古い年式になってきた車種に今後使えますね。

次にエアコンガスを回収できるという部分ですが、2段階オイルセパレーターと大型ドライヤーフィルターで、オイル成分、不純物、水分を除去し、純度の高いガスへ再生可能なのと、ハイブリッドへは絶縁性をもつPOE(オイル)を使わなければなりませんので、ガソリン車用のPAG(オイル)との両立が難しいですが、2種類のオイルセパレターを採用しているので、回収ガス中のオイル濃度を100ppm以下まで分離・再生している事により両立ができています。

なお、ホース・管路の内部をクリーニングする独自機能を備えているので、前回作業の付着したオイルとの混合を防げています。

ここまで完璧に機能する スナップオン エアコンシステム でしたので、導入する事に決めています。

一般的にはエアコンの効きが悪いから改善したいという時に使うシステムかと思うのですが、どうして新車であるデモカーLEXUS IS300hへ施行しているのかを、後ほどご紹介いたします。

個人的に、衝撃な事実でした。

LEXUS IS300h

スナップオン エアコンシステムの性能は十分にご理解いただけたということで、次は実際にデモカーへ施行となります。

まずは、このIS300hの「エアコンガス規定量」をボンネット裏の表記から確認。

570g 必要でして、50g は前後して良いと表記があります。

手順としてまずは車輌からエアコンガスを回収します。

LEXUS IS300h

回収量 【380g】

規定量まで 190g も足りないという事実です。

まだまだ車も新しいですし、圧力テストを行っても特に異常が見当たりません。

つまり、新車からこの程度のガスしか入っていないという事です。

入っていないからエアコンが効かないという訳ではないのですが、規定量が入っていればコンプレッサーの仕事量も減りますし、結果冷えるまでの時間も短縮できるかと思います。

担当者に確認をしたところ、それが一般的であり特に異常ではないので、規定量をセットして充填してくれれば最大限にエアコンとして機能しますよ。との事です。

では、ここで一つ。

この状態ですので、追加で規定量を入れたいと思いますよね?

規定量を正確に入れるには、エンジンをかけて車輌のコンプレッサーを回しエアコンガスを接続するだけでは入らないのです。

このシステムのように圧力をかけて充填する仕組みでなければ、きっちり充填する事ができないということです。

新車だからではなく、新車から必要なエアコンの正常化。

この現実があるからこそ、導入としています。

一度きっちり充填してしまえば、よほどの事が無い限り極端に減るものでもありませんので、納車されてから適正化という考えでご依頼ください。

もちろん、すでに数年経過している車輌であれば、新車よりも効果はあります。

ほとんどの方がオートでエアコンをONにしている状態かと思いますので、知らず知らずのうちにロスしている部分を改善してもらえればと思います。

なお、正確に充填できる機材を持っている店舗はかなり少ないようです。

ご来店いただけないお客様はお近くの店舗で同じ機材を取り扱うところを探すしかないかと思うのですが、なかなか難しいかもしれません。

また、ハイブリッドの場合は絶縁性をもつPOEに対応している機材でなければ施行してはいけません。(要注意です)

このような内容です。

SUNOKO カーエアコン用添加剤

エアコンの話しになると、まずお客様から添加剤も一緒にと言われると思ったので先に在庫しました。

POE用はまだ入荷していないのですが、合わせて施行する事も可能です。

SUNOKOを選んだ理由ですが、色々なメーカーから出ているこの手の添加剤ですが、正直、どのメーカーのものが良いのかわかりません。

そこで、冷凍機油の世界的シェアを誇る部分で、一番得意としていることからSUNOKOとしました。

この添加剤を売る事を目的としている訳ではありませんので、通常は持ち込みをお断りしておりますが、持ち込んでいただいても構いません。

コンプレッサーのフリクションロス低減という部分で、有効ではないでしょうか。

車輌からガス(オイルも含む)を回収してから、適正な量を充填しますので、そのタイミングで適正な量の添加剤という意味で同時施行が良いかと思います。

ガソリン車・ハイブリッド車、どちらも年式関わらず一度施行すれば数年は施行の必要はないかと思いますので、この夏の前にご予約ください。

施行時間は30分程度ですので、ちょっと立ち寄ってコーヒー飲んでいる間に終わります。

自分もセットしたら全自動なので楽です。

お勧めです。

基本的に一度施行してしまえば、数年はそのままで良いエアコンガスですので、納車されてすぐに一度施行でも良いと思いますし、もう数年経っている車輌の場合もチェックふまえ完璧にするなど、すべての車輌に使えると思います。