2023/05/02 18:26

【過去ブログ】2014年10月10日のブログ


次に「視覚効果」として、ラインが少し内側方向へ上がっている事が確認できるかと思います。

言われなければ気が付かないかと思うのですが、これを水平にすると水平なのに内側へ垂れて見ます。

全体として見た場合に「強さ」が失われる部分です。

カチッと強調してワイドに見せるには、このように微妙なラインが重要であり、これにより印象が大きく変わります。

説明しなければ気が付いてもらえない部分ですよね。

すべての始点に意味があり、すべてのラインが喧嘩しないよう調和しなければバランス良く見えないという事です。

次にメインとなるディフューザー部分ですが、こちらもどの角度で押さえるかが重要です。

どれも重要なので、なんども重要となってしまいますが、同じように始点から立ち上がりトップの幅、何百通りもあるかと思いますが、トップの幅は15mmなのか20mmなのか、など何度もラインを引いてイメージして形状を決めています。

純正マフラーは生かしたほうがコストが掛かりませんので、どうしたら格好良く見えるかも合わせて検討しています。

もともとこの異形マフラーはセンスが良いと思っていたのですが、どうしても格好良く見えない部分が気に入らず、どうにかできないか苦労しました。

他には無いデザインのマフラーですし、生かす技術がシンクデザインでは無いかと思いました。

無事に格好良く見えると思っています。


また、ディフューザーは今回は3本に拘っています。

4本がセオリーかと思うのですが、3本にする事により攻撃的に見えずお洒落なイメージとなります。

レクサス初のターボですので、ターボらしさからすると4本で攻めるという考えもありますが、セダンやクーペではありませんので、SUVとして上品な部分を優先して3本としています。

3本の感覚も左右の2本はセンターから少し離した位置とする事で3本の違和感が無くなります。

これもバランスです。

もちろんここでもトップの幅を決めるのが難しいです。

太く強調して力強さを出すか、NX200tには何ミリが似合うのかと試行錯誤しました。

次にこちらも角度。

もうご説明する必要は無いかと思いますが、この角度によってもイメージは大きく変わりますので、段ボールで何度もカットして貼付けての繰り返しで、実際に製品になった時のことを想像して決定しています。

実際に色々な形状・種類を貼付けると予想以上にイメージが変わり面白いのですが、一般的に一番目のいくところですので、迷いに迷った部分でもあります。


こんな試行錯誤の結果、下記の仕上がりとなりました。

フロントのイメージからサイド、リアビューとしていかがでしょうか?

エッジの効いている部分は全体として馴染んでいるでしょうか?


実際に同色に塗装されると、もっと違和感なく調和するかと思います。

苦労してデザインしたという内容から、「美しい」と思えます。

文句ありません。

立ち上がりの側面に入り込む当たり面など、絶妙です。

このラインの違和感の無さ。

かなり自己満足です。


マフラーは離れてみた場合のほうが格好良く見えると思いますが、完璧ではないでしょうか?

ディフューザー上部の開口部にはISで使用したネットではなく、もう少し高級感のあるものを採用します。


もう説明はいらないですね。

以下、画像だけでご確認ください。






以上となり、今月中にデモカー分を仕上げ最終フィッティングをします。

フィッティング後に塗装し装着して撮影です。


実際に製品は11月中旬を目処に上がってくる予定ですが、一つ一つ型から抜きますので、好評の場合は納期待ちが予想されます。

まだ価格が決まっておりませんが、価格よりも「この製品が欲しい!!」という方は下記アドレスよりご予約をお受け致します。

info@think-design.jp

ご予約をいただいた順に「価格のご連絡」と塗装や取り付けか発送かを決め李次第ご連絡致します。

進捗出ましたら、先にFacebookでご紹介しますが、ブログでもご紹介させていただきます。

よろしくお願い致します。