2023/05/08 09:30

【過去ブログ】2016年05月27日のブログ


こんにちは。

色々と新商品から新プランなどやり過ぎて宣伝していないのに満足しちゃってる佐藤です。

まずはお待ち頂いているレクサス RX200t/RX450h用のリアアンダースポイラーをご紹介かと思いまして、頑張ります。


スポイラーの開発はLEXUS NXの時にもご紹介した通り、シンクデザインは他社と違いデザイナーからのアドバイスから造形しています。

2014年の10月に開発していたLEXUS NX200tのリアアンダースポイラーのブログを一度確認して欲しいです。


    LEXUS NX200t用リアアンダースポイラー開発時のブログ


このブログを一度ご覧頂き、どのように考えデザインしているかを知っていただきたいです。

もちろんレクサスはボディをデザインする時に意味のあるラインの集合で全体のラインが決まりデザインされていきますよね?

車にはコンセプトがあり、そのコンセプトにそったデザインとなりますよね。

そのコンセプトを崩さないようにシンクデザインとしての個性を出してスポイラーをデザインしなければ、レクサスで無くなります。

レクサスで無くしているスポイラーが多すぎじゃないですか?

気のせいじゃないと思いますよ。

今の世の中、「付けました!!!スポイラー!!!!!」って終わりじゃないんですか?

同業者にも言われるんですが、「そうやって自分の趣味で地味なスポイラー作ってると売れませんよ?思ってるより派手にしないと注目されないわ!」・・・・・・ 売りたいから作ってるんじゃなくて、喜んでいただくために作るんじゃないのか!!!! って言いたいわ。

自分と同じ趣味の一部の人のために、理解してくださる方のために。

今回のLEXUS RXのスポイラーは、完全に出遅れておりますので、売らない方向で行きますよ!!!

欲しい人だけ、シンクデザインが好きというか佐藤が好きな人だけ ついてきてください!

足回りから内装から、スポイラーまで意味のある満足できるものだけラインナップとしていきますから!

お客様が自己満足で車が趣味なら、自分はパーツ作って「これいい!!」って喜んでもらうのが趣味ですわ!



さて、すっきりしたところで本題です。

いきます。売らないスポイラー。

LEXUS NXの時よりも複雑にラインが交差するデザインになりましたねRX。

技術の進歩なのか、一昔前では考えられないようなデザインです。

この純正ボディラインに負けないアピールし過ぎない「車全体を引き立てる」リアアンダースポイラーを開発です。


現時点でこの状態です。

純正の黒樹脂パーツをベースに造形していきますので、黒い純正部分と造形した部分の違いにより、全体がわかりにくいのですが、最終的に形状が決まった時点でNXの時のように一色で統一されます。

それまでイメージとしてご覧ください。

まずパッと見た時の違和感は無いかと思います。

この違和感が無いと感じる直感は、とても大切。大事にしてください。

純正から大きく変更されている部分ですが、サイドからマフラーエンド下、そこからディフューザー部分へと繋がるラインです。

純正はマフラーエンド下がほぼ無い状態ですので、貧弱で薄ペッラに見えるのが自分の印象です。

とても700万する車には見えません・・・

そこで一回り大きく見せたいとなりますので、マフラーエンド下まで張り出すわけですが、特にこの部分のライン取りは素晴らしいの一言でした。

もともと純正樹脂のラインでマフラーエンドから前方へラインが入っています。
(薄く赤ラインを入れた部分です)

そのラインから下側を造形しているのですが、マフラーエンド下の張り出しとの繋がりを違和感無く存在させるために絶妙のライン取りで車両全体のバランスをまとめています。

黒い純正部分と茶色い造形部分が別々に見えますが、一体となっていますので、勘違いしないでください。


純正よりワイドに張り出しているのに、純正との調和が取れているのが写真で伝わるでしょうか。

単に純正ラインに合わせているのでは無く、角度によりワイドに見せつつ、そのワイドさが違和感の無いように工夫すると、このライン取りとなります。

車輌前方からのラインとマフラーエンド下側のラインが交差するピークがすべての鍵を握っているのですが、このピークがある事により主張したい部分を明確にしています。